9月8日(木)
今日の印象に残っている患者さん。
電話での相談。現在歯科医院に通院中。下顎3~4本の欠損だそうで、そこの院長から「あなたの骨は、薄くてインプラントができない。」「骨移植という方法があるが、くっつかない場合が結構ある。」…これって???です。その先生はパントモだけで(歯科用)CTも撮っていないようなので骨の厚みはわかる訳ありません。
あれじゃ~患者さんが不安になるばかりです。「骨移植が、できない場合もあるんじゃ?」というようなことも聞いてきました。一番最悪の条件のことを聞きたがります。100%成功することはありません。しかし初めから画像診断もせずに不安材料ばかりでは、話が進みません。「歯科用CTを撮ってからでえないと判断できません。」とご説明しました。
他の歯科医院の先生は、他院でインプラントされると自分の患者が減ってしまうということで不安材料を患者さんに与え患者さんの他院への流出を防ごうとしているようです。しかし、時代はそういう状況ではありません。インターネットであらゆる情報が手に入ります。こういう時代なのです。この文章を読んでいるインプラントを行なっていない歯科医師はよ~く考えてみるべきです。それより、インプラントの埋入を専門の外科医に行なってもらい補綴を自分で行なうという風にする方がよっぽど賢い方法です。何より患者さんの利益になりますし、患者さんから感謝されることにもなります。