11月11日(金)
歯科医師として患者さんのために何ができるか?を常に考えている。今日電話である歯科医師と話をした。それに関係したことを少しまとめてみたい
話の中で、結局ぶち当たる問題は保険制度と経営の問題である。本来支払い上の制度である保険制度と歯科医療・歯科治療は分離されるべきものである。つまり、歯科医療が主で保険制度が従の関係であるべきであろうが、逆になってしまっている。結局、保険制度が患者さんの治療を制限するようになってしまっており、その結果、歯科治療のレベルを落とす一因にもなっている
歯学部を卒業し希望を持った、良心的な志を持った歯科医師は現実にぶち当たり、迷い、絶望し、結局、仕方なく現実に甘んじて…勉強もしなくなるようになっている。患者さんのために新しいことを講演会講習会で学んでも、実際に患者さんに今の保険制度の中でその新しい良質な医療を提供しようと思っても、報酬がすずめの涙=赤字では、勉強もしなくなってしまうのもわかるような気がする。悲しい現実である
今日話した先生は非常に患者さん思いで勉強もしている。他の先生とは違うと思う。しかし、先の保険制度の話は今日の話ではなく、ここ数年の間、話をした歯科医の話である。当然のことながら私はそうではないが、若い歯科医師は正に苦悩している。これは現実であろう。私は今は蚊帳(かや)の外であるが、私が10年前同じ苦悩を抱いていたことはもう誰も信じてくれないであろう。10年一昔である。一歯科医師としての雑感である。さあ、勉強だ!
こういう考えを持った私を騙した人がいますが、その人は下降の一途を辿るでしょう。いずれ近い内に…。
インプラントのオペは6人でした。さすがに疲れましたが、オペがあると嬉し楽しですので、今日は超上機嫌です。