12月22日インプラント補綴
今までインプラントオペをたくさん行いましたが、一番苦労するのは、数%ですが、骨の硬い患者さんです。これらの患者さんは埋入オペ後痛みを訴えます。出血してこないので術後の経過が悪い場合が多々あります。以前にも書きました。今日、その患者さんの経過が悪くインプラントの抜去になりました。こういうこともあります。それでも今年の成功率は、97%前後と思います。難症例をたくさん手がけていますが、成功率がこれくらいでしたら御の字でしょう。何せ、難しくて骨が少ない患者さんが来院されますので。
インプラントの治療費の話。あるHPで治療費が10万で被せ物が5万というものを目にしました。えっ?何?このHPを覗くと、人件費や家賃などのコスト削減により『低価格を実現』ということが書かれていました。この先生は、勉強代(研修費用)、機材設備費、歯科インプラントの品質へのこだわり、スタッフへの給料等々をどう考えておられるのでしょうか?あれではただの物売り、それもたたき売り?です。10万円の治療費では、私のところでは材料代と技工料+αで消えてしまいます。最新の医療技術を勉強していればそれ相応の出費が伴いますし、新しい器材(材料)やカスタムメード(その患者さん用に作られた)製品等を導入すればこれまた出費が伴います。私は、暇さえあれば、それ相応の出費をしてインプラントの研修会に参加していますので、研修会参加費用は、おそらく、他の歯科医師より郡を抜いて多いと思いますし、あの治療費でしたら、勉強しませんしできません。んん~、歯医者色々です。