12月14日のインプラント
今日のインプラント患者さんは3人でした。
この内の一人は、骨の硬い患者さんです。以前インプラントを埋入し経過が悪くなった方です。骨の硬い患者さんには苦労します。削ってタップを切ってもほとんど出血しないのです。10年間の経験で色々経験しましたが、やっぱり骨の硬い患者さんが一番苦労します。こういう場合、ひとつの方法としてDelay Method という方法があります。一旦骨を削っておいてそしてその1.5~2ヶ月後にインプラントを埋入する方法です。結局2回オペをすることになりますが、患者さんに前もってお話ししておいて了承が得られていればこの方法を取る時いい時もあります。2回目に骨を削る時は、幼弱新鮮骨なので血流に富んだ骨ですので、インプラントの経過は良くなります。
今日の患者さんは6本中2本は、最終的には、工夫して出血を促しましたが、この方法を使う方が良かったかもという位の骨の硬さでした。まず、このケースはマニュアル通りにやれば経過は悪いでしょう。これが10年以上もインプラント治療をやっていると色々なことがわかってきます。これらの経験に加えてさらに勉強しています。患者さんに最善の医療を提供するためです。最善の努力をしています。もう少し頑張って下さいね。もう少しの我慢です。私たちスタッフ一同おいしい物が食べれるように頑張ります。
1年前、ある有能な先生に「ベテラン!」って言われてしまいました。私はそんなつもりは全くなく、まだまだ若いつもりでいました。その証拠に私は暇さえあればインプラントの勉強をしています。しかし、他の先生に言われた「ベテラン!」「えっ?誰が?えっ?私???そんな訳ないでしょう?」んん~。
しかし、他の先生から見たらベテランなのでしょうか?、気持ちを若く持っていましたのでその時複雑な思いでありましたのは否めません。
夜、診療が終わってから、ある研修会に発表する抄録(和文&英文)をまとめていました。明日締め切りなので必死です。今夜一応間に合いました。うう~、疲れました…。
[12月17日追記]オペ後急いで作製したので、疲れて頭が廻らず、後で見直したら骨吸収(Bone loss)の数値がミリ単位で間違っていました。重要な記載ミスです。ポスター発表の際訂正したいと思います。やっぱり診療後は疲れているのでしょうか?