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2006.03.18

3月18日(土)

今日も学会参加です。アメリカは、日本と違い専門医制度が発達しています。それ故、発表も外科系、補綴系(修復:簡単には被せ物)と分かれた内容になります。加えて今年から日本と同じような一般歯科医(General Practioner)対象のセッションも見られました。アメリカはインプラントなしでは歯科医院を経営できない状況のようで、GPが、こういう風にしてインプラントを自分のオフィスに取り入れている、という内容の発表がみられました。つまりは、自院で行った簡単なインプラントケースの評価を行っていました。



午後は、全参加者対象の内容で、①如何に早く、②如何に審美的に、③如何に侵襲の少ない手術を行うか?という内容です。テクノロジーを駆使した、これまた、世界超一流のDrの講演です。世界の歯科界、取り分け欠損補綴分野は、確実にインプラントの方向に向かっています。これは疑いのない事実です。

今回の学会で感じたのは、参加者にアジア人が多くなっていることです。取り分け韓国人が多いことです。残念ながら、日本人のDr.はあまり多くはお会いできませんでした。超一流の学会なのにです。・・・???学会参加人数では確実に韓国に負けています。



日本の大学はどうなっているのでしょうか?一部を除き・・・です。その一部の大学は、福岡歯科大学と日本大学と名古屋大学でした。第一者はインプラント科の松浦教授が、第二者は歯周病科の伊藤教授が医局員に積極的にポスター発表させていました。第三者は日本の誇るこの分野で突出している上田教授指導の医局員の先生が、日本人して「自家培養Injection Bone」+仮骨延長を併用した内容の症例発表を行っていました。(実績で圧倒して厚生省の認可を早く取って下さい!)やはりこうでなくてはいけませんよ。大学の役目は、、、。言っておきますが、この学会は、インプラントの世界No1~2(アメリカNo1)の学会なのですよ~。日本の大学の医局員が積極的に、このような一流の学会で口頭発表、できなかったらポスター発表をすることを切に願っています。



そう言えば、私がある日本の大学の教授に挨拶しましたら、私がポスター発表していることをその教授はわかっていたみたいで、「そう言えば発表していたね。どこかでお会いしてますね。」って言って挨拶してくれました。私「インプラント関係の学会とか講演会とかはどこにでも顔出してますので・・・。一応頑張っています!」って挨拶しておきました。日本人の発表で内容もトピック的な内容だったので、目に留まったのかも知れません。



毎回思うのですが、アメリカとEU(特にドイツ・フランス)で使用されている歯科材料・歯科器材が日本では厚生省の認可が降りず、日本の歯科医が不利益を被っています。そして、それは直接患者さんの不利益に跳ね返ってきています。世界的レベルから見たら、患者さんの了承があれば別ですが、ほとんどの材料・器材の使用が制限されています。そのため、インプラント埋入の際、使える骨が、ほとんどない場合、止む無く、腸骨(腰骨)から骨を採取しての自家骨移植という大手術をしなければならならなくなっています。それに腸骨移植の5~10年経過はあまりよろしくないのです。これは当に患者さんへの不利益に繋がっています。因みに韓国では、アメリカとEUの日本の厚生省が認可した材料は、3ヶ月だったか6ヶ月で承認されるそうです。今回も日本は、制度的に見ても何と制限のある不自由な国なのか?と思ってしまいました。



今日で学会は終わりました。色々参考になることがあり、収穫がありました。患者さんに最新で有益な情報を提供する上で海外の学会参加は、出席する価値があります。



基礎的な発表は当然されるべきものですが、日本の学会は、基礎的な内容があまりにも多くて、実際的ではありません。しかし、海外の学会は、当然基礎的な内容もありますが、臨床関係の内容に重きを置いており、結構開業医にとっ参考になります。学会に参加する場合、全部は身になりませんが、ひとつでも実になることがあったら良しとすべきでしょう。毎回色々な(有名な)先生とお会いする機会があり、何かしら得るものがあります。毎回出席しており、日本人がほとんどいないので、そして、覚えやすい顔をしている?のも手伝って「Oh!Yah!」「Nice Meet You Again!」「Mm~.Where Did I Meet You?・・・Oh!」って答えてくれます。今回も、超有名で、私が一番すごいと思っている一人の内のベルギーのLeuven王立大学のvan Steenberghe 教授とUCLA教授のP.K. Moy教授と現EAO会長のフランスのF.Renouard先生と挨拶することができて嬉しく思いました。やっぱり、参加してみて、私にとっては、意義あるものです。



明日への一歩は、 「広い視野からものを見れば世界が変わります!あなたも思い切って今年は環境を一新してみませんか?歯科医師の皆さんは海外の学会に出てみませんか!?」

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