6月22日(木)
ニューヨーク大学卒後研修4日目。
今日の講師は、Dr.XXXXという先生。50歳代半ば?位のぺリオの先生です。
前歯部で抜歯即時インプラントを多数行っていたが、非常に? の残る講演であった。
何を言っているのかと言うと、最後の比較で、術前と術後で前者は歯肉ラインを見せて撮影しており、一方で、後者はスマイルラインの歯肉は見せないでの撮影であった。その一歩手前の写真、つまり、ヒーリングアバット、もしくは、本物のアバットメントをセットした時点、もしくは、テックの時点では確実に歯肉は退縮していた。審美領域前歯部1歯欠損であの発表は、正直言ってがっかりした。私が出来る出来ないということより、私が今まで、すばらしいケースプレをたくさん見ているので、つい比較してしまうのだ。確かにスマイルラインで歯肉が見えなければいいかも知れないが...。でも...である。 ・・・だから私は、嫌われるのかな...? でも、比較するのだったら、ほぼ同じ角度同じ条件で比較すべきだ。これは、本筋ではないだろうか?
聴講していた日本人のインプラントの経験が少ない先生が、日本人でも出来ると同じようにして行ったら大変なことになってしまう。そもそも唇側の骨が平均1mmを割って(確か0.6~7mm)おり、かつ、歯肉がThin Scallap であり、非常に不利な環境にあるからである。
実際、5~6年前、私も多少嫌な経験をしているのでこういう風に書けるのです。やっぱり、経験ですわなあ~~~。