2006.07.17
7月17日(月)
ITIシンポジウムの第3日目。
インプラントの失敗症例の講演。洋の東西を問わず、失敗症例は診断を軽んじて埋入したインプラントです。
今日のインプラントは、補綴主導型インプラントと言って、最終補綴物を想定してそこから何が足りないか?を明確にして、足りないなら足りない部分を補ってから、つまり、骨移植や粘膜移植を行ってから、または同時に行って、インプラントの埋入が行われる。最適な埋入位置もそれを基にして決定されるのです。特に審美部位では、インプラントが1mm唇側に埋入されたら歯肉の退縮を招いてしまいます。一応私も多くの症例を行っていますので、これらは頭の中に入っております。