12月3日(日)上海にて
今日はITIアジアコングレスの2日目。
午前中は、外科系と補綴系に分かれての講演。どちらも手がけているので、興味あるものは区別せず聞いた。講演には、全体の流れがあるのであるが、こうでなければいけないということがある。つまりは、大前提があるのであるが、某大学の某教授の講演は、えっ?ていう内容だった。骨結合インプラントなのに全く論外の内容。初期固定と言って開くインプラントの動物実験。何の意味もない。あれは、次講演者K先生の引き立て役であった。そうでなくても、K先生の内容・スライドの綺麗さは、他講演者に比べて光っていた。
2日間の内容で、これと言って特筆すべきことはなかった。しかし、置いてあるパンフレットの内容を見て・・・。
アメリカ・EU・アジアのほとんどの国で認可が下りて使用できる器材が、日本だけが認可が下りていない。またまた思ってしまった。 医療業界で、日本は、今、鎖国状態 である。 日本の厚労省はアメリカより薬事の審査レベルが高いと言い張り、しかし、アメリカの厚生省に相当するFDAとEUの厚生省に相当するCEは日本の厚労省を相手にしていないらしい。こういう基準は、国際標準にすべきであろうと思うがいかがいなものであろう。
日本は諸外国と違って薬事審査基準のレベルが高いという 厚労省のエゴ 以外の何物でもない。何とも、薬害エイズ以降、日本の医療業界は 今、鎖国状態 である。全ては患者さんに付けが廻ってきてしまっている。何とも馬鹿げた話である。