8月19日(土)
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南淵 明宏先生(心臓外科医)がマスコミで取り上げられ話題を呼んでいるので、インターネットで調べてみた。
簡単に言えば、彼は、「外科医のレベルは手術件数が目安になる!大学病院の医師の実績は?」 ということを言って(訴えて)いる。私も、曲がりなりにも開業インプラント外科医なので、彼の言っている(訴えている)事は的を得ていると思った。
自分の身になって考えてほしい。
もし、自分が手術をしてもらいたいなら・・・、と。手術件数が年間10例の先生と、年間300例の先生とで、皆さんは、どちらの先生に執刀してもらいたいだろうか?
当然後者であろう。生きる死ぬに関係している手術なら尚更であるが、生きる死ぬに関係していない手術でも患者さんの立場からすれば、手術件数が多い先生に執刀してもらいたいだろう。しかし、医療界の特質として、患者さんが知り得たい情報はなかなか入手できないのが現状である。
今の(数年前までの)医療界は、その先生が年間どれ位手術をしたかということを公表することをあまり良しとしなかった。医師の格付けを助長してしまうからである。
彼は、今の医療界の問題点を指摘し、メスを入れ始めた。私も思っていることは80%同じであった。
患者さんの立場からすれば、患者さんがまず知りたい情報は、病院の手術実績であり、医師が多く勤務している場合は、その先生個人の「手術実績」であろう。それらを何らかの形で、患者さんが知れるようになれれば、患者さんに一番メリットがあり、患者さんが一番納得するであろう。
一つの方法として、各施設(クリニック・病院)の手術実績をホームページで公表するという方法がある。多数医師がいる場合は各々の医師の実績・手術件数を公表する。医療法の広告規制をもっと緩和すれば患者さんが知りたい情報が入ってきて、一番患者さんにメリットがあるのであるが...。
また別の方法として、国・学会組織が率先して実績の公表を行うことが考えられる。そうすることが患者さんにメリットに繋がるのであるが、手術件数の少ない先生から猛反発が来るのは必須である。全ては丸く収まらない。患者さんはどうお考えであろうか?
私は、医師側でなく、一番患者さんにメリットがあること、患者さんが納得する方法が取られることを望んでいます。